食堂、時々日々のあれこれ・・・・・
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町を知る、軽やかに歩く。



歩くこと

それは、誰もが物心ついた時期から手に入れる
もっとも簡単な移動の手段。
何かに頼るのではなく
自分の体の一部を使って移動すること。

今回、私がパリに行って一番したかったことの一つが
“さして目的も決めずに町を歩く”ことでした。



行ってみたかった、自然史博物館の進化大陳列館へ行こうと、それだけを一応の目的にして

宿泊先の チュイルリー公園近く、サントノレのアパルトマンを出発したのは朝9時頃。
セーヌ右岸の川岸の石畳を、軽快に歩く。

パリに来てから、ずーっと仕事であわただしく、部屋の中での仕込などをしたりしていて
体をしっかり動かすことが無かったので、久しぶりに外の空気を目一杯吸い込みながら
歩いたので、思わず足取りも軽くなる。

川面をすべる朝の透明な空気は、すべての疲れをさらって
新しい感覚を呼び起こす。

歩きながら
マラソンをする人や、犬の散歩をするご婦人や
出勤途中の人々、パンを買った帰りであろう人が、かじりかけのバゲットを小脇に抱え歩いていたり

目の前に広がる、パリの日常がすごく新鮮に目の中に入り込んでくる。
マラソンする人も、犬の散歩をする人も、通勤途中の人々も、パン屋帰りの人も
同じように日本には存在しているのに、その場所がパリというだけで
なぜだかすべての日常は、私の非日常へと変化する。

今までに味わったことの無い感覚だった。

そんな光景にキョロキョロとしながら、サンルイ島へ渡り
日本人観光客がずらりと並ぶ名所を通り過ぎ
ひたすら歩く歩く歩く

左岸へ渡り、少しばかり上り坂になった通りを登ったところにあるパン屋でバゲットを買い
一口かじって小脇に抱えてみた・・・・・・・実は一度やってみたかったの、この行動!

それから、可愛い紙もののお店に寄り道したり、好きな風景を写真に収めたりしながら
一応の目的地へと進んでいく。

パリを歩いてみて面白かったのは、それぞれの区で本当に個性があること
自然史博物館のある辺りは、少し起伏があり、学生が多いせいか気軽に食事ができるような店が多く
cafeの店先で楽しげにしゃべる私と同じくらいの歳の子達がたくさんいた。


博物館以外にも

シェイクスピア書店にどうしても行きたくて行ったものの
なんと!!!不運にも、何かの撮影で書店はお休み・・・・・・・ショック
なので、一気にすべてのやる気が無くなり
仕方ないからと、歩いてアパルトマンに戻ることにして
今度は、シテ島を通ることにした・・・・・

私たちのパリ滞在中に、気温はぐんぐん上昇して
その日は、もう春真っ盛り!と言ってもおかしくないくらいの陽気
やっと訪れつつある春を待ちきれずに、芝生の公園にも、暖かな川辺にも
たくさんの人がのんびりと午後のひとときを楽しんでいる。

それを横目に、ぐんぐんと歩く私
シェイクスピア書店への夢が破れたので、自分を慰めるべくシテ島のカフェで
ベルチオンのアイスクリームを買い、歩きながら食べる。

そのアイスクリームが・・・・・・・・おいしいのだ!!!
私が食べたのは、バニラビーンズがたっぷりと入ったバニラと甘酸っぱくて滑らかなフィグのソルベ

春の陽気に甘くておいしいアイスクリームは、好相性
暖かい日のパリ散歩には、ベルチオンのアイスクリーム・・・・おススメです。


そこから右岸に渡って、マレの方を回ってから帰宅しようと
ひたすら歩いていたら、いつの間にか道に迷う・・・・・・

地図を見ても見ても、まったく場所がわからず
あちこち見渡して、やっとパレロワイヤルとルーブルをさす道の看板を発見して
その道をひたすら歩いたら、なんとかアパルトマンに戻ることができた。

誰かが、“道に迷うのもパリの楽しみの一つ!”ということを言っていた気がするけれど
このときの私は、迷ったことがなぜかうれしくてワクワクしていた。

地図をたどってもたどっても、今自分がどこにいるのかまったくわからなくなっても
なぜかワクワクしていた。
無数に広がる小さな通りは、どこを歩いても私に新しい驚きと発見をくれるから
そんなことに夢中になって迷ったことが、いえいえ迷えたことがなんだか嬉しかったのかも。



歩くことで、どんなガイドブックにも本にも載っていない
自分だけのパリの“好きなところ”をたくさん見つけた。

その場所に入り込んで、そこを知るために必要なのは
ただひたすらに二つの足で、ひたすら歩くことなのだと
このパリ滞在中に改めて確信したこと。

どこにもない、自分だけのマップを、また違うどこかの国でも心の中に作りたい。



2011 旅の記録 comments(0) trackbacks(0)
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